キャンプ術・道具論

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【キャンプのエピローグ】風の音を連れて湯船へ。私が「日帰り温泉」で日常へと着地するまで

キャンプの撤収後、すぐ日常に戻るのが惜しいと感じませんか?風の音や焚き火の匂いを連れて寄り道する『日帰り温泉』の極意。五感を整え、日常へしなやかに着地するための儀式を綴ります。
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【道具の記憶】オプチマス8Rからピークワンへ。古い燃焼音が私を「自分」に戻す

17歳の北海道と8R。孤独な野営地で聞いた「一人の食事」の合図私のキャンプの原風景には、いつも金属が擦れる音と、独特な油の匂いがあった。高校時代のワンゲル部では「マナスル121」という大型の灯油ストーブを使っていたが、17歳の夏、一人で北海...
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【キャンプ旅】カメラを置き、スケッチブックにパステルの色を乗せて歩いた道

ポジフィルムの限界。ありふれた「記録」には残らない何かに気づいた頃10代の自転車旅から20代のバイク旅へ。当時の私の相棒は、一眼レフカメラだった。誰もいないような静かな野営地に辿り着くと、小型の三脚を立て、セルフタイマーを使って自分の姿を風...
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キャンプ飯は「たいてい焼肉」でいい。焚き火の沈黙が教えてくれる父子の絆

豪華な料理よりも、炭火と空腹という最高のスパイスを最近のキャンプブームでは、SNS映えするような豪華な多国籍料理や、ダッチオーブンを駆使した手の込んだ料理が人気のようだ。しかし、私の家族と行くキャンプの献立は、いつだって「たいてい焼肉」であ...
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キャンプの夜を照らすのは、不自由で優しい「揺らぎ」の灯りだ

「コー」という音とともに。ガソリンランタンが包み込む夜の輪郭日が落ち、キャンプ場の木々が黒いシルエットに変わる頃、私はおもむろに古いガソリンランタンを取り出す。最近のキャンプ場では、スイッチ一つで昼間のような明るさを作る高光量のLEDライト...
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キャンプの朝に淹れる一杯。15分のコーヒータイムが私の心を整える

静寂を破るミルの音。手間をかけることで始まる「自分だけの時間」キャンプ場の朝は早い。まだ他のテントが眠りに包まれている頃、私はシュラフから抜け出し、ひんやりとした外気の中に身を投じる。59歳という年齢のせいか、あるいはこの静寂を独り占めした...